2017年4月27日木曜日

RIDE400 / リアクト TEAM-E乗り比べ評価

2016年度は通勤ライドの回数が大幅に増え、セキュリティの高い置き場所も確保出来ていたのでリアクトTEAM-Eで出勤していたのですが2017年4月から異動になってしまい、セキュリティレベルが低い置き場しか確保出来なくなったため、仕方なく通勤用ロードを新たに新調しました。

公共駐輪場ではドロップハンドルが横の自転車に当たるため、ドロハンは無理だろうということ。クロスバイクにするにしても、コンポーネントはロードのコンポを使っていることを最低限の条件。できれば11sであればホイールを使い回せるのでこの3条件を満たす車両を探すとほとんど該当するモデルが無いことがわかった。

標準でこの条件を満たすのはキャニオンのロードライトくらいしか無い。ただキャニオンは送料が高く、105モデルを購入してしまうと15万を超えるため対象から外した。フラットバーロードの人気が今は無いんだなあ。

メリダのグランスピードでもいいかなと思っていたけど、さらに低価格化を進めてロードコンポーネントでは無くなってしまった。フロント3速は完全に対象外で探しているとバイクショップカンザキでRIDE400/Scultura400の処分を行っており、ブレーキは105へ無料交換、サイズもちょうど合うのがあり、ハンドル・シフト回りを変えても予算内に済みそうだということでせっかくならリアクトと性格が正反対のRIDE400にしようと言うことで、RIDE400をフラットバー化したものをオーダーした。

RIDE400
2016 RIDE400 フラットバー仕様
そしてRIDE400フラットバーに乗ってみると、リアクトと性格があまりに違いすぎて衝撃を受ける。なんだこれクロスバイクか?どうした、それでもメリダのロードの一族の末裔か!という印象。もともとハンドルが高いモデルをフラットバーにしたため手前にハンドルが来ており、上体がいいだけ起きてしまうので風の抵抗がすごい。

帰りにチームメンバーと一緒に走ってみたが、どうやってもロードと一緒に走れる気がしない。引いて貰って前の人が下ハン握っているのを見てドロップハンドルのうらやましさたるや、「下ハンにぎりてぇ!」と渇望しました。速度を上げていくと上半身の居場所がなく、前傾すると手首に体重が乗ってしまい厳しい。

その後、サドルを限界まで後退することである程度ポジション問題は良くなってきたが、今後はステムを100mmから130mmに変更する予定。

以上より、CrosswayBreezeTFS100R、RIDE400、リアクト400、リアクトTEAM-Eに乗り、TEAM-Eではレースでもある程度の順位まで行けるくらいに乗った立場(参加者の少ない草エンデューロで希に優勝できるくらいの実力)としての比較としては、リアクトはポジションがしっかり決まらないと気持ちよく走れない上、速く走ることもできない。サドル高、ハンドル高、ポジションがギアのようにかみ合う必要がある。反面、ライドはかなりポジションに自由が効くため、適当に乗ってもある程度乗れてしまう。

ではロード初心者はライド400を選ぶべきか?といわれるとそういう考えにもならず、個人的にはしっかり乗りこなす楽しみを知るという観点からリアクトを推したい。ただし町中を通学通勤に乗るだけ、その上でリアクトをルックスで選ぶような人であれば完全にリアクトはお勧めしません。乗ってて気持ちよくないので飽きますよ。疲れるだけです。ただ、10kmくらいの距離を速く走る練習と思って通勤通学するのであればリアクトはアリです。

メリダ!


ロードで何をやりたいか決まっていないんだよねえという理由でライドを選ぶのは悪い選択ではないが、それならオールラウンダーなSculturaの方がいいと思う。じゃあライド400はどんな人向けなのか?と言われると、とにかくロードバイクを楽なポジションで乗りたい、この一言に尽きるかもしれませんネ。じゃあ、乗りこなせるかわからないからライドがいいの?と言われるとそういうことでも無いです。乗りこなせるかわからないと、楽に乗りたいは別です。距離を走れば乗りこなせるようになります。

あ、ただ、25km/h以下(Ave22km/hとか)で50kmくらいのサイクリングロード平地ポタリングでグルメライドを楽しみたい方であればどれ選んでもかまいません。ただしその速度帯であればなおさらリアクトはやはりお勧め出来かねますが。(リアクト乗ってて一番つまらない、楽しくない速度域です)

ということで、RIDEとREACTOの簡易比較でした。

<2017/5/15追記>
RIDE400も色々と部品を変え始め、乗り心地もかなり変わってきました。一部リアクトTEAM-Eのお下がり品になりますが
・ホイール Fulcrum RACING ZERO
・ステム 純正100mm→FSA130mm(アルミ)
・サドル 純正(推定セライタリア・フライト)→サンマルコ マントラワイド
・ブレーキ 前後105(これは最初から)
・ガーミン ケイデンスセンサー追加

ハンドルはコラムスペーサー位置替えでだいぶ下げ、サドルはだいぶ上げ&着座位置を限界まで後ろに。サイコンはEDGE510をREACTO TEAM-Eと共用、スピードはGPS計測、ケイデンスセンサーのみ追加。ステムはスペーサーの際下段にしちゃっていいかも。

これでかなりフィッティングは合ってきたかな。こんなセッティングするのもREACTOに体が慣れてしまってるためなので、最初からRIDEを選ぶ人はここまで限界なフィッティングは普通しないと思います。ここまで詰めるならSuclturaを選ぶべき。

ただステム変更とサドル変更の効果は絶大で、特にサドル。リアクトにマントラワイドは正直合わなかったんです。マントラをトルクで乗る人は尻が滑る!けどRIDEはトルクでなくケイデンスで走る方が走りやすいのでマントラのサドル形状がペダリングを邪魔しないので良いんですよ。

ライド400でほぼ標準設定だと最初は30km/h維持もキツいか?と思っていたけどだいぶ巡航速度も上がってきた感があります。何よりの驚きが、登りがライドとリアクトで全然違う。

一例で言うとSTRAVAの朝霞水門登ってみやがれ!セグメント。
今までリアクトで気合い入れて登った最速タイムと、RIDE400でケイデンス重視でちょっと頑張ったタイムがすでに同タイム。リアクトでは走った事がないセグメントだけどササメブリッジの死闘セグメントでも、ライドはいきなりそこそこ良い順位(30位くらい)をつけてます。

今までリアクトでの登り方がどれだけ間違っていたのかよく分かる事例として自分の中でかなり参考になり、最近リアクトの乗り方をトルク重視からケイデンス重視へ移行しているところなんですがライドはトルクをかけづらく、ケイデンスで走る良い練習になってますね。ライドは腰を立てて乗る方が乗りやすいです。

リアクトTEAM-Eは8000km走ってようやく相棒感が出てきたなと感じていて、ライド400は350km走ってようやくなじむ!実になじむぞー!JOJO!!という感を実感しています。

0 件のコメント:

コメントを投稿